梅仕事のすすめ
自家製梅酒づくりをはじめよう
毎年ゴールデンウィークを過ぎると瑞々しい青梅が出回り始めます。
お店で梅を見かけたり、SNSで梅仕事関連の投稿を見ると「やっぱり自分で漬けると美味しいのかな」と興味はありつつも、難しそうで結局毎年見送ってしまう方も多いのではないでしょうか。
実は私もその1人。
でも「今年こそは!」と奮起し、チャレンジしてみようと思います。
みなさんも一緒に梅仕事を始めませんか?
目次
梅仕事をはじめるための必須アイテム

まずは必要なアイテムを確認しましょう。
以下の道具を揃えると、梅仕事を愉しむことができます!
| 道具名 | 用途・ポイント |
|---|---|
| 保存瓶(広口) | 梅と砂糖がたっぷり入るサイズを。 中まで洗いやすい広口タイプがおすすめです。 |
| ザル | 洗った梅の水を切る際に使用します。 風通しの良い場所で乾かすのにも便利です。 |
| 竹串 | 梅の「ヘタ」を丁寧に取り除くために使います。 |
| キッチンペーパー | 梅の水分はカビの原因に。 一粒ずつ丁寧に水気を拭き取るために欠かせません。 |
| 消毒用アルコール | 保存の前に使用し、瓶の内側をしっかり殺菌します。 |
| カンロ杓子(レードル) | 完成後、シロップをすくって瓶から取り出すのに使います。 |
ワンポイントアドバイス:
梅仕事で最も大切なのは「水分をしっかり残さないこと」と「容器の消毒」です。これだけで失敗のリスクがぐんと減りますよ!
梅仕事の成功カギは「道具選び」
作業工程とおすすめアイテムをチェックしよう
梅仕事は、実はとってもシンプル。
でも、ちょっとした「水分」や「雑菌」が失敗(カビ)の原因になってしまいます。
だからこそ、道具選びが重要なんです。
作業の流れに合わせて、揃えておきたい道具を見ていきましょう。
【工程①】梅の下準備(洗浄・乾燥・ヘタ取り)
洗った梅の水分をしっかり取り、一つひとつ丁寧にヘタを外す作業です。
実はこれが一番「美味しいシロップ」への近道になります。
ここで使用するのが「ザル」「竹串」「キッチンペーパー」です。
♦ザル
洗った梅を重ならないように広げて乾かします。
竹製のザルは通気性がよく、見た目も風情があって梅仕事の気分を上げてくれますよ。
♦竹串
ヘタ取りには金属製よりも、梅の果肉を傷つけにくい竹串がベスト。
予備も含めて数本用意しておくと安心です。
♦キッチンペーパー
「しっかり乾燥させたつもりでも、ヘタのくぼみに水が、、、」なんてことも。
仕上げのひと拭きには、吸水性の良いキッチンペーパーが欠かせません。

もし、より道具にこだわりたいなら「さらし」を準備するのもおすすめです。
ひと粒ずつ優しく包み込むようにして水気を吸い取る時間は、まさに梅仕事の醍醐味。
さらしならキッチンペーパーのようにゴミが出ず、洗って繰り返し使えるので環境にもとってもやさしいんです。
使い込むほどに手に馴染むさらしは、これからの梅仕事の「相棒」になってくれるはずですよ。
【工程②】梅の下準備(消毒・保存)
いよいよ梅と砂糖を瓶に詰めていく工程です。
長期保存の要となるのが「保存容器の素材」と「清潔さ」です。
♦保存瓶
梅にはクエン酸を始め、リンゴ酸などの有機酸が多く含まれます。
梅干しを食べた時に感じる酸っぱい成分、「酸」です。
この梅の「酸」によって金属を痛めることがあるので、一般的に梅を漬けるための保存容器や鍋などの調理用具には、「ガラス製・ホーロー製・陶器製」のものを、使う事が推奨されています。
梅と砂糖を交互に入れやすいよう、手がすっぽり入る広口タイプを選びましょう。
広口タイプだとこの後の消毒作業や、完成後に杓子ですくったりなどが簡単にできます。
4Lサイズなら梅1kgに対して余裕を持って漬けられます。
梅酒作りの定番商品ともいえるセラーメイト。
シンプルな見た目はもちろん、脱気機能が人気のワケ。
脱気とは、加熱により中身が膨張し、容器内の空気が外へ逃げた後、容器内の圧力(内圧)が下がり真空状態になること。食材の長期保存に適しています。
金具はオールステンレスで、全て分解してはずすことができ、隅々まで洗えて清潔にご使用頂けます。
♦消毒用アルコール(パストリーゼ等)
梅仕事は長期保存になる為、使用する保存容器や調理道具は、キレイに水洗いした後、煮沸消毒をし、水気を完全に乾かします。
耐熱ではないガラス製の保存容器や大きき過ぎて熱湯消毒ができない場合は、綺麗に水洗いし水分を完全に乾かした後、パストリーゼで拭いて殺菌することをおすすめします。

パストリーゼのように、食品に直接かかっても大丈夫なタイプを選ぶと安心して梅仕事に専念できますね。
【工程③】シロップを味わおう
数週間後、琥珀色のシロップができあがった時の感動はひとしおです。
♦カンロ杓子(レードル)
「さあ飲もう!」という時に、深い瓶からシロップをすくうのは意外と大変。
カンロ杓子があれば、一杯分をピタッと計れて、注ぎ口からこぼれるストレスもありません。
道具が揃ったら、いざ実践。
基本の梅酒作りをおさらい
道具が揃ったら、いよいよ実践です。まずは定番の『梅酒作り』の流れをおさらいしましょう。
1.梅を洗い、汚れを落とす
梅を傷付けないように気をつけて、一つ一つ、丁寧に汚れを落とします。
2.水につけてアク抜き

一般的には、梅酒や梅シロップに適す青く硬い青梅は、2~4時間程度水につけてあく抜きをしましょう。
梅が熟しているものの場合はあく抜きは不要です。
3.ザルに広げて、自然乾燥
日に当てすぎてしまうと梅が傷んでしまうので、陰干し・半日陰干しがおすすめです。
4.梅に残った水分をのふき取り

乾燥後、梅に残った水気を、キッチンペーパーやふきん、さらしなどで完全に拭き取ります。
水が残っていると失敗の原因になるので、しっかりと丁寧に行いましょう。
5.軸を取り除く
最後に、竹串などで梅の軸を丁寧にとり除きます。
このとき、梅を傷付けないように気をつけましょう。
6.梅の漬け込み
いよいよ瓶に、梅を入れ漬け込んでいく作業に移ります。
【材料】
- 青梅 1kg
- 氷砂糖 700g前後が目安(お好みで500g~1㎏)
- ホワイトリカー(35度) 1.8リットル
①殺菌消毒した保存瓶に、梅と氷砂糖を交互に入れていく。
②瓶にホワイトリカーを静かに注ぎ入れ、冷暗所で保存する。
③時々ビンを揺り動かして、糖分が均等に混ざるようにする。
③を定期的に行い、3ヶ月程であっさりとした味わいの梅酒が完成します!
1年置くとコクが増して深い味わいに。
時を経て円熟味を増してゆく味わいの変化を楽しむのが、自家製梅酒の醍醐味です。

完成品を美味しくたのしむための道具
ここからは完成品をよりおいしく楽しむための道具のご紹介です。
数ヶ月待ってようやく完成した梅酒。
その努力の結晶を、最高に美味しい状態で味わうための「仕上げの道具」にもこだわってみませんか?
♦炭酸メーカー
自家製の梅シロップができたら、まずはキリッと冷えたソーダ割りで楽しみたいもの。
スウェーデン生まれの「アールケ」は、キッチンに置いてあるだけで絵になる美しい炭酸メーカーです。
「プシュー」という音とともに、きめ細やかな泡がシロップに溶け込んでいく様子は、まさに至福の時間。
市販の炭酸水とは一味違う、自分好みの強さで仕上げた「自家製梅ソーダ」は、一度味わうと虜になりますよ。
♦グラス
せっかくの美味しい一杯、最後まで冷たさをキープして味わいたいですよね。
そこでおすすめなのが、ボダムのダブルウォールグラスです。
二重構造のガラスが断熱材の役割を果たすので、氷が溶けにくく、梅の濃厚な味わいを長く楽しめます。
さらに嬉しいのが「結露しにくい」こと。
テーブルやコースターを汚さず、手も冷たくならないスマートさは、夏の梅仕事のご褒美にぴったりです。
宙に浮いているような梅シロップのグラデーションを眺めながら、ゆっくりと流れる時間を愉しんでください。
今年こそ、手仕事がもたらす
「心豊かな夏」を迎えませんか?
「いつかやってみたい」と思いながら見送ってきた梅仕事。
でも、お気に入りの道具をひとつひとつ揃えていく時間は、まるで遠足の準備をしているようなワクワク感がありました。
下準備が少し手間がかかりますが、漬けるところは思ったよりも簡単。
でも、その「梅をいたわる時間」こそが、忙しい日常の中で自分を取り戻す大切なひとときになるはずです。
数ヶ月後、自分で漬けた梅酒やシロップをお気に入りのグラスで乾杯する。
そんな最高のご褒美を楽しみに、今年は一緒に「梅仕事」をはじめてみませんか?
季節を楽しむ「梅仕事」をはじめてみましょう!


Kusama
Y-YACHTで10年営業職を経験。
出産・育休を経て職場復帰。2021年の春からワイ・ヨットストアのスタッフに加わりました。
夫と娘と柴犬(まめ)との 3人+1匹暮らし。
家族との食事の時間を大切にしています。
「食」にまつわる時間に、役立つ情報をお伝えできればと思います。






