mr.ECOのスポンジで毎日少しずつ環境にいいことをはじめよう!

mr.ECOってどんなブランド?

mr.ECOは、イタリアの会社マティーニスパのスポンジ製品ブランド。
素材にセルロース、サイザル、へちま、再生ペット等の土に還りやすい素材や、リサイクル素材を使って製品を作っています。

できるだけ環境にも負荷をかけないエシカルな素材と使い心地の良さの両立、そしてヨーロッパブランドらしい洗練されたパッケージ。使うことで毎日の生活をちょっとアップデートできるアイテムです。

 

素材のこと

mr.ECOのスポンジシリーズで使われている素材についてご紹介します。

 

セルロースという素材のこと

 

mr.ECOのスポンジには「セルロース」が使われています。

セルロースってどんなもの?

すごく簡単に言うと、炭水化物なんだそうです!例えば「食物繊維」のほとんどがセルロースでできているということ。(驚きです)普段何気なく使って知っているつもりの単語も実は良く内容を知らないんだな、ということを実感しました。

 

※参考
https://www.env.go.jp/content/900441262.pdf

 

素材としての用途は多岐にわたり、再生繊維(レーヨンやリヨセル、キュプラなど)になったり、食品添加物になったり(細かくなっているとろけるチーズをバラバラにした状態にしておくために添加されているのもセルロース)、セルロース・ナノ・ファイバーという新素材になったり、もっといろいろあるのですが様々な用途がある素材なんだそう。

主に木の端材から抽出して作られるセルロース、水分を瞬時に吸い取りホールドするのは無数にある気孔の働きです。スポンジとしての機能にぴったりです。そして驚きなのがセルロースでできたスポンジの乾きの早さ。絞った状態で置いておけば翌朝はカラカラに乾いていてびっくりです。

天然の素材、とは知っていましたが、調べれば調べるほどびっくり。すごいです。

 

ファイバー部分に使われている「サイザル」と「再生ペット」素材のこと

 

サイザルって何?

サイザルアサ(学名:Agave sisalana)とは、キジカクシ科リュウゼツラン属の植物、またはこれから取れるロープなどに使う繊維。

サイザルで作られている製品でなじみ深いのはロープだと思います。摩擦に強い、素朴な風合いの素材ですよね。住宅用の床材などにも使われているそうですが、バスケットやカゴバッグ等の雑貨でもよく見かける素材です。

なんと油分や汚れをはじく力もあるそう。スポンジにぴったりです!

mr.ECOのファイバー部分には、このサイザルと再生ペット(リサイクル素材)が使われています。

 

参考:サイザルアサ(Wikipedia)

 

ヘチマ素材のこと

ヘチマとは?

※ヘチマ(糸瓜、天糸瓜、学名: Luffa aegyptiaca)は、インド原産のウリ科の一年草。また、その果実のこと。日本には室町時代に中国から渡来した。

植物のヘチマの実を繊維だけにしてつくられるのが、ヘチマたわし。まさに天然の繊維がたわしの役割をする、ということですね。

かための繊維が摩擦でしっかり汚れを落とし、油分もはじいてくれるという自然界の優れものです。

参考:ヘチマ(Wikipedia)

 

mr.ECOの姿勢

mr.ECOを作っているマティーニスパはイタリアの会社です。

ヨーロッパは日本よりもさらに環境問題に意識が高いメーカーが多いと聞きますが、こちらの会社の姿勢も素晴らしいです。

生産工場ではソーラーパネルを設置し、クリーンエネルギーを使用しているそう。
また、生産現場や倉庫エリアの照明を省電力のものに変更したり、ポリウレタン廃棄物のリサイクルを積極的に行っているそうです。

そのマティーニスパから、リサイクル可能な素材や生分解性の高い素材を使用した地球への負荷の軽減を推奨するエシカルブランド、mr.ECOは立ち上がりました。

2020年には「レッドドット・デザイン賞のコミュニケーションデザイン部門」を受賞。

すっきりと美しいパッケージはデザインが優れているだけでなく、FSC認証紙を使用するなど、信念が貫かれているブランドです。

 

※「レッドドット・デザイン賞」とは
1955年に設立された世界三大デザイン賞のひとつに数えられる国際的な権威のあるデザイン賞。

ブランズ&コミュニケーションデザイン、プロダクトデザイン、デザインコンセプトの3部門で構成され、コミュニケーションデザイン部門は、ブランディングや広告、パッケージ、UI(ユーザーインターフェース)、UX(ユーザーエクスペリエンス)まで幅広い分野での優れたデザインに対して授与される。

 

デザインの良さもうれしい

 

私は、スポンジなどキッチンの消耗品を選ぶとき、使い心地ももちろんなのですが、あまりキッチンの邪魔にならない色やデザインを選びたい派です。

その点mr.ECOのスポンジやたわしは、色もデザインも絶妙なセンスの良さ。(イタリアのブランドらしいですね)

けばけばしくなくすっきりとした形で、キッチンに自然になじみます。

スポンジはそれこそいろいろな製品が販売されていますが、意外とこういう雰囲気の消耗品は見つけづらいと思います。ここもうれしいポイントです。

気の利いたパッケージは、ちょっとしたプレゼントにもおすすめ

そして、もうひとつの声を大にしていいたい良いポイントはずばり、パッケージ!

レッドドット・デザイン賞を受賞しただけあって、すっきりと美しいパッケージはデザインが優れているだけでなく、紙質まで地球に優しい。

 

 

風合いのよい紙パッケージにナチュラルなカラーのロゴ。

できるだけ環境に優しいものを使いたいという方へのちょっとした贈り物にもぴったりです。

※FSC認証紙とは

森林を適切に管理・保護しながら作られた紙のこと
国際的NPO法人であるFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)が認証機関として運営する認証制度です。
https://jp.fsc.org/jp-ja

 

どんなアイテムがある?実際の使い心地をご紹介します

 

サイズ・タイプいろいろ

 

ワイ・ヨットが輸入するmr.ECOのスポンジやたわしは、全部で10種類。

サイズや素材はいろいろ。用途によって最適なものを選ぶことができます。

それぞれのアイテムを詳しくご紹介します!

 

 

mr.ECO(ミスターエコ) セルロース&ファイバー キッチンスポンジ(2個セット)

柔らかい面、硬い面、両面仕様のスポンジです。
一般的なキッチンスポンジサイズ。

mr.ECOシリーズの中で一番一般的に使いやすい商品だと思います。

セルロース側は薄めで、小回りが利きます。そして、使い終わりにしっかり水を切っておくと、翌朝にはかりっと乾いています!うれしい。

通常の汚れはセルローススポンジ側で。洗剤の泡立ちもよく、すっきり洗えます。

また、ファイバー側は素材が「サイザル麻」と「再生PET」でできていて、少々硬めです。

 

私はまな板を洗う時や、食器を食洗機に入れる前の予洗いに洗剤をつけずにざっと汚れを落としたりという用途にも使っています。

お湯のみやコーヒー、ティーカップなどの茶渋もきれいに落ちます。

 

スポンジの形がしっかりしているところが、この用途には使いやすいです。(触り心地が柔らかいスポンジも世の中にはありますので、それと比べて)

なお、念のため、ファイバー側はノンスティック加工など表面加工がしてあるものを洗う時には使わないほうが安心です。

 

mr.ECO(ミスターエコ) セルロース&ファイバー(ハードタイプ) キッチンスポンジ(2個セット)

 

柔らかい面、硬い面、両面仕様のスポンジです。

セルロース&ファイバー キッチンスポンジ(2個セット)と同じサイズ、形で、一般的なキッチンスポンジサイズ。

セルロース側は、薄めで小回りが利きます。

ファイバー側は素材が「サイザル麻」と「再生PET」でできていて、ハードタイプとある通り結構硬めです。

わたしは、前述したセルロース&ファイバー キッチンスポンジと両方使っているのですが、ほぼ同じ用途で、湯のみやコーヒー、ティーカップの茶渋を落としたり、洗剤をつけずに食洗機に入れる前の食器をさっと落とす予洗いに使っています。セルロース&ファイバー キッチンスポンジより汚れがよりひどい時に使うといいと思いますが、このあたりは好みかな、と思います。

サイザルの油汚れをはじく性質が効いているのか、いい具合に使えています。

なお、ファイバー側はノンスティック加工など表面加工がしてあるものを洗う時には使わないほうが安心です。

 

mr.ECO(ミスターエコ) セルローススポンジ

 

ノンスティック加工製品や漆器・陶器・ガラスなどデリケートな素材も傷つけずにやさしく洗え、キッチンだけでなく、バスルームや洗面台の汚れ落としにも使えるスポンジ。

使う前は乾いているので軽くてちょっと硬い状態。スポンジとしては結構大き目です。(一般的なスポンジの1.5倍くらい?)

特にお風呂掃除スポンジとして使い勝手がいいかなと思います。(私はお風呂の浴槽を洗うスポンジにしています。傷がつかなさそうでよいです!)

水分を含むと驚くほど柔らかくなり、手になじみます。

 

 

そして乾くのがほんとに早い!スポンジがずっと濡れたままだと、「この中で何がおこっているんだろう・・・菌が増え続けているのかな」と怖くなるのですが、すっきりと乾くのでそんな心配もいらず快適です。

 

 

mr.ECO(ミスターエコ) セルロース スポンジクロス(3枚セット)

 

柔らかく吸水性があり、乾きが早いので、水切りマットやふきんの代わりにもおすすめのシート状スポンジ。

セルローススポンジを薄く大きくしたような形の商品です。こちらは3枚セット。

スポンジとして使ってもよし(お皿を包み込むように、拭くようにも洗えるので、なかなか使い勝手が良いです。

また、台ふきんとしてもかなり優秀。片手でぎゅっと絞ることもできるし、吸水性も抜群。しかも一番良いのがやはり「すぐ乾く」こと。台ふきんも雑菌が心配ですが、これなら安心です。

水切りかごの代わりに洗ったグラスなどの水切りマットとしても優秀。柔らかいので安心ですし、吸水性も抜群です。

スポンジとしては大き目なので、切って細かいところを洗うのに使うのもよいかな、と思いました。

 

mr.ECO(ミスターエコ) ファイバースポンジ ハードタイプ (2枚セット)

 

素材が「サイザル麻」と「再生PET」でできていている、シート状のスポンジ。2枚入りです。

薄いので、折り曲げて使ったり、小さく切って使ったりと、細かい部分の掃除にもよさそう。

 

 

ハードタイプのファイバーは耐久性が高く、焦げ付きなどのしつこい汚れを落とすのに活用できます。
素材のサイザル麻は油分や汚れをはじく力があり、少ない洗剤でも油汚れをスッキリ落とせます。

そして、こちらも早く乾くので衛生的。

やはりサイザル麻のおかげなのか、洗剤なしでも油分が良く落ちる気がします。

硬いので、傷がつきやすいものには使わないほうがいいですが、ステンレス鍋の焦げ付きやグリルの掃除などに活躍しそう!

 

mr.ECO(ミスターエコ) セルロース&ファイバー スポンジ (大)

 

くびれがある形で手になじんで使いやすい。大き目のスポンジです。

セルロース面は柔らかいのでバスタブや鏡のお掃除によいです。ファイバー面は頑固な汚れがあるところに。

乾いた状態だとファイバー面はかなり硬いように感じますが、水を含むと頑固な汚れ落としにちょうどいい硬さになります。

植物由来のセルロース面はデリケートな素材を優しく洗浄でき、ファイバー面は付着した表面の汚れを落とすのに適しています。

 

 

mr.ECO(ミスターエコ) ヘチマスポンジ

 

ヘチマからつくられた天然素材100%の環境に優しいスポンジ。

最初は硬いですが、使えば使うほど柔らかくなるというヘチマたわし。でも適度にコシがあるのが使いやすさの秘密。

また、サイザルと同じく、油汚れに強いのです。少しぐらいの油汚れなら、洗剤なしで落とすことができてエコ。もちろん普通のキッチンスポンジと同じく洗剤をつけて泡立てることももちろんできます。

煮沸消毒できるのもヘチマ素材ならでは。スポンジを煮沸消毒できるなんて目からうろこです。
そして、セルローススポンジと同様、乾きが早い!衛生面での気持ちよさは、使っていてうれしいですね。

 

mr.ECO(ミスターエコ) ヘチマ&セルローススポンジ

 

ヘチマスポンジとセルローススポンジ、両方一度に使いたい方向け。

柔らかいセルロース面と、ちょっとかたいけれどしっかり落とせるヘチマ面、用途に合わせて使い分けできます。

いくつもスポンジを置きたくない、ヘチマスポンジを使ってみたいけど、ノンスティック加工のフライパンも使っている、という方におすすめです。

 

mr.ECO(ミスターエコ) コッパーたわし (2個セット)

 

銅の特性によりバクテリアの繁殖を抑制。鍋、オーブングリル、バーベキューコンロなどのしつこい汚れを落とすのに最適です。錆びにくく、油やにおいを寄せ付けません。

水周りにはつきものの、いやなぬめりや臭いが、銅素材のたわしを使うことで軽減できるなんて!とてもいいですね。

しかも、金属たわしは、やはり汚れ落としに強い!

いままで個人的にはあまり使ってこなかったのですが、ステンレスの鍋の外側のうっすら汚れもピカピカになりました!

しかも、銅たわしは一般的なスチールたわしに比べて柔らかいので、ごしごし使ってもキズはつきにくいかんじ。

汚れの程度に合わせて、そこまでハードな焦げ付きでなければ、銅たわしでいつもピカピカにできる気がしてきました。使い続けます。

 

mr.ECO(ミスターエコ) ステンレスたわし (2個セット)

 

ステンレス製なので、錆びにくく、お値段もお手頃なたわしです。

銅たわしに比べて硬いので、より頑固な汚れに強いかんじです。

(キズをつける恐れはあるので、鏡面仕上げのステンレス製品などを洗う時は注意が必要ですね)

私は魚焼きグリルの頑固な汚れを落とします。(どうしても一部にたまりがちなので)

また、アウトドア製品等を洗う時にも活躍しそうですね!

 

ワイ・ヨットはなぜこのスポンジシリーズの輸入を始めたのか?

2023年、ワイ・ヨットはイタリアの会社マティーニスパの製品、mr.ECOスポンジシリーズの輸入販売を始めました。

mr.ECOは、スポンジの素材にセルロース、サイザル、へちま、再生ペット等の素材を使って製品を作っているブランド。

セルロース、サイザル、ヘチマは生分解性の高い素材。土に還りやすいということです。そしてマイクロプラスチックを出す心配はありません。
ステンレスや銅のたわしも、マイクロプラスチックを出しません。またリサイクルできる素材。(イタリアではステンレス、銅、アルミニウム、鉄などの金属が素材ごとにリサイクルできるようコンテナが設置されているそう)
再生ペットはプラスチック素材ではありますが、リサイクルされた素材を使っていて、プラごみを減らすことに貢献できます。

毎日使うキッチンスポンジで、できるだけ環境に優しいものを提案したい、会社全体でSDGsに取り組んでいるワイ・ヨットだからこそこの商品を提案すべきだ、と考えました。

 

株式会社ワイ・ヨットの取り組み

https://www.y-yacht.co.jp/company/sustainable/

 

環境問題は他人事じゃない

毎年夏がとても暑かったり、雨が集中的に降ったり。

環境問題の専門家でなくても、どこかで地球の未来のことが心配になっている人、多いのではないでしょうか。

毎日の私たちの暮らし方で(もしかしたら)未来の地球の形が変わるのかも、と思うと今まであまり真剣に考えてこなかった私でも、いろいろ考えてしまいます。

毎日使う「キッチンスポンジ」

ご飯を作って食べたら(全部使い捨ての道具を使っている人、全部外食、という方以外は)必ず使うだろう「キッチンスポンジ」が実は環境汚染にかかわりがある、という記事を読んだとき、今までの自分の無知が恥ずかしくなりました。

 

キッチンスポンジは少しずつ海にプラスチックを流し続けている?

一般的に販売されている「キッチンスポンジ」は、ポリウレタンやナイロン、ポリエステルなどの素材でできているものが多いです。

ぼろぼろになったり、繊維が抜け落ちたりして、それが水と一緒に流れていく。処理場で99%は止めてもらえるけれど、残り1%はすり抜けて、どんどん溜まっていく。分解されないのでそれが海や魚、人体にまで少しずつ蓄積されていく。※

いわゆる「マイクロプラスチック」問題です。うっすらは知識としてありましたが、今回調べて危機感を感じました。

少しずつ、でも着実に汚染されてしまっているとは・・・怖いです。

 

 

※参考文献
マイクロプラスチック汚染の現状,国際動向および対策
https://www.jstage.jst.go.jp/article/mcwmr/29/4/29_261/_pdf/-char/ja

 

最後に

mr.ECOのスポンジをご紹介するとともに、身近なところから環境問題についても考えてみました。

 

毎日使うものから環境を考えて選ぶ、いろいろな商品がある中から意識して使っていくことって大事だな、と、mr.ECOシリーズを実際使ってみて実感しています。

セルロース素材やヘチマ、銅など、いままであまり使ってこなかった素材のスポンジがこんなに使い勝手がよかったのか、というのも驚きでした。

 

地球に優しくて、使い勝手もよくて、見た目もおしゃれなmr.ECOスポンジシリーズ。

末永く継続して使っていきたいと思います!

 

 

 

 

 

Writer Profile

morita

気づけばワイ・ヨット歴〇〇年以上。
紅茶と台湾茶が好きで、お菓子との食べ合わせを考える毎日。いつもおいしいものを食べたいです。

(Related Articles)

Prev
Back to list
Next

(Recently Viewed)

All Products